2018年9月9日(日) 【公開講座】いのちの尊さとは何か、人はなぜ生きるのか ~障がい児を持つ親のいのちの教室~
平成28年7月、神奈川県相模原市で起きた障害者施設殺傷事件では、戦後、日本で起きた殺人事件では最も多い19名のいのちが奪われました。
事件を起こした元職員の男は「重度障害者は生きていても仕方ない」「死んだほうがいい」という驚くようなことを言っていたそうですが、これに同調する人もあり、「働けない者はいらない」という発言までも耳にします。
しかし、もし身近な人や私たち自身が、病気や事故で働けなくなったり、動けない体になってしまったら…。
いったい何のために生きるのでしょうか。
「人命は地球よりも重い」と言われますが、そこにはどんな価値があるのでしょうか。
今回は「いのちの尊さとは何か、人はなぜ生きるのか」をテーマに、共にいのちの尊さを学び、かけがえのないいのちを皆で守っていきましょう。
【内容】
・障がいを持つお子さんとの出会い
・いのちの尊さ、なぜ生きるのか
・ざっくばらんな語り合い
【スケジュール】
14:00 参加者同士で自己紹介(10分)
14:10 講師のお話(休憩含めて90分分)
15:40 アンケー記入、ざっくばらんにトーク
16:00 終了
【参加費】
お気持ちをお預かりしています。目安は500~です。
【講演者プロフィール】
増本智彦さん
1959年生、福岡県北九州市出身。
神戸の大学を卒業され、クラレに入社。
現在は富山県で施設管理責任者をされています。
バブル真っ盛りの高度経済成長を大都会東京で過ごされていた時、
重度の障害を持つ長男・真一さんを授かられました。
障害児を持つ親として、「いのちの尊さ」「生きる意味」について
富山県内を中心に講演をされています。
<講師メッセージ>
長男が1歳6ヶ月の時に「重度心身障害児」の診断を受けました。
眼の前の、将来どうなるか全く見当のつかない子どもを見た時に、
「この子は何のために生まれてきたのだろうか、この子の生きる意味は何なのだろうか」
と思わずにはいられませんでした。
そして、子どもの介護を通して「生きる意味は何か」という問題は
自分自身にも突きつけられているテーマだと知らされました。
毎日の忙しさで忘れていた「いのちの尊さ」「生きる意味」を
教えてくれた子どもは、私にとってかけがえのない先生です。
養護学校(特別支援学校)で知らされたことなどを通して
この大切な忘れ物を共に考えることができたらと思います。
主催:1からわかるブッダの教え